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【警告】夏の車内は灼熱地獄!?知らないと危ない車内温度と対策まとめ
夏本番。気温が高くなるこれからの季節、駐車中の車内がどれほど高温になるか、皆さんはご存知でしょうか?「ちょっとした時間だから」と油断すると、大切な人や物に取り返しのつかない影響を与えることも…。今回は、車内の温度上昇に関する基礎知識と、危険な状況を避けるための対策についてご紹介します。

■ 1. 真夏の車内温度はどれくらい?
JAF(日本自動車連盟)の実験によると、外気温が35℃の環境下で車内温度は60〜70℃に達することが確認されています。さらに、
- ダッシュボード:最大約79.9℃
- ハンドル:最大約78.2℃
- シート表面:最大約60℃超
と、体感的にも「触れない」ほどの熱さになることがわかっています。
わずか15分〜30分の駐車でも、車内の温度は急激に上昇します。特に直射日光が差し込む日中は、車内が“サウナ状態”になると考えておきましょう。
■ 2. 車内に置くと危険なもの
車内の高温環境は、人だけでなく物にも深刻な影響を及ぼします。以下のものは夏の車内に放置してはいけない代表例です:
- スプレー缶類(ヘアスプレー、虫除けスプレーなど)
- 内部の圧力が高温で上がり、破裂や爆発の危険があります。
- スマートフォンやモバイルバッテリー
- リチウムイオン電池が膨張・発火する恐れがあり、車両火災の原因になることも。
- ライター・電子タバコ
- 可燃性ガスが高温で膨張し、破裂の恐れ。
- ペットボトルの水
- 中の水がレンズのように作用し、**シートやダッシュボードが焼ける「レンズ効果」**での発火例も報告されています。
- 食品・化粧品・医薬品
- 成分が変質し、健康被害や効果低下のリスクも。
■ 3. 車内温度を効果的に下げる方法
炎天下でもなるべく快適に車に乗るためには、事前の工夫が重要です。以下の方法をぜひ取り入れてみてください。
1. サンシェードを活用する
- フロントガラスはもちろん、後部座席やリアガラス用も併用すると効果倍増。
- ダッシュボードやシートの劣化防止にもつながります。
2. 窓を開けた換気走行
- 乗車直後は、すぐにエアコンを使うのではなく、走りながら窓を全開にして熱気を逃すと効果的。
3. 「ドアパタパタ法」で熱気を押し出す
- 片側のドアを閉じた状態で、反対側のドアを数回開け閉めすることで空気の入れ替えが早まります。
- 特に短時間で換気したいときに便利。
4. エアコンの賢い使い方
- 最初は「外気導入モード」で熱気を追い出し、その後「内気循環モード」に切り替えるのが効果的。
- エアコンの効きが格段に良くなります。
■ 命を守るために知っておくべきこと
- 「少しの時間だから…」と子どもやペットを車内に残すのは絶対NGです。
- たとえ曇りの日でも、車内温度は急上昇します。
- 熱中症や窒息の危険性があり、毎年このような事故が全国で発生しています。
■ まとめ:夏の車内は対策で快適&安全に
- 夏場の車内温度は驚くほど危険なレベルに上昇する
- 車内放置NGな物を把握してリスクを回避
- サンシェードや換気を使って温度管理を徹底しましょう
ちょっとした心がけで、大きな事故を未然に防げます。この夏は、安全・快適な車内環境づくりを意識してみてください!
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