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意外と知らない!?燃費を悪くする運転あるある
福岡市内の平均的なガソリン価格を調査したところ、2025年1月時点でレギュラーガソリンの平均価格は182.0円/リットルでした。この価格を基に、アイドリングによる燃料消費がどの程度のコストになるか計算してみましょう。
一般的なガソリン車では、アイドリング状態で10分間に約130ccの燃料を消費します。これは**1時間では約780cc(0.78リットル)**に相当します。つまり、1時間アイドリングを続けると、約141.96円(0.78リットル × 182.0円/リットル)のガソリン代が無駄になる計算です。
車に乗っていると、知らず知らずのうちに燃費を悪くする運転をしてしまっていることがあります。「最近ガソリン代が高くて…」と嘆く前に、自分の運転を見直してみると、意外な節約ポイントが見つかるかもしれません。今回は、よくある「燃費を悪くする運転あるある」と、その改善策をご紹介します!

1. 信号待ちでエンジンを吹かしてしまう
赤信号で停車中、ついアクセルを踏んで「ブンッ」とエンジンを吹かしてしまう人、いませんか?特にスポーツカーやバイク好きの人がやりがちですが、実はこれ、燃費の面ではかなりの無駄遣い。
なぜ燃費が悪くなるの?
エンジンを吹かすと、一時的にエンジンの回転数(RPM)が上がり、余計な燃料を消費します。最近の車はアイドリング時の燃料消費を抑える設計になっていますが、それでもアクセルを踏んでしまうと、不要なガソリンを使うことになります。
改善策
・信号待ちの間は落ち着いて待つ! ・エンジンを吹かさなくても車は元気! ・アイドリングストップ機能がある車なら活用する
こうした小さな意識の積み重ねが、長い目で見ると燃費節約につながります。
2. アクセルをガバッと踏むクセ
信号が青に変わった瞬間、「よーい、ドン!」とばかりにアクセルを一気に踏み込む人、結構いますよね。でも、これが燃費を悪くする大きな原因のひとつ。
なぜ燃費が悪くなるの?
車は、急加速するとエンジンに負担がかかり、短時間で大量の燃料を消費します。特にガソリンエンジンの車は、急激なアクセル操作をすると、燃料噴射量が一気に増えてしまいます。
改善策
・発進時はゆっくり加速を心がける(これを「エコ発進」と言います) ・アクセルを踏み込む量は、車がスムーズに加速する程度に調整 ・ハイブリッド車の場合は、できるだけ電気モーターでの加速を意識する
アクセルワークを意識するだけで、無駄な燃料消費を防げます!
3. 渋滞時のアイドリング中って燃料はどのくらい減る?
福岡市のような都市部では、渋滞が日常茶飯事です。特に朝夕の通勤時間帯や週末の観光地周辺では、長時間アイドリング状態になりやすく、燃費に大きな影響を与えます。
実際にどのくらい燃料を消費するの?
エンジンをかけたままアイドリングを続けると冒頭でも紹介しましたが、1時間で約0.78Lの燃料が消費されます。福岡市内の渋滞では、1時間ほど動けないケースもあるため、燃費ロスは非常に大きくなります。
改善策
・渋滞が長引きそうなときは、適度にエンジンを切る ・エアコンの使用も工夫する(アイドリング時にエアコンをつけっぱなしにすると、燃費がさらに悪化)
しかし最近では、アイドリングストップ機能の搭載車両が減少傾向にあります。その理由について次で詳しく解説します。
アイドリングストップ機能は減少傾向にある!?
アイドリングストップ機能は、一時的にエンジンを停止することで燃料消費を抑える仕組みですが、最近ではこの機能を搭載しない車両も増えてきています。その背景には以下の理由があります。
バッテリーへの負担が大きい
頻繁にエンジンを再始動することで、バッテリーの消耗が激しくなります。
アイドリングストップ対応バッテリーは高価で、交換コストがかかる。
燃費測定方法の変更
JC08モードからWLTCモードへの移行により、アイドリングストップ機能が燃費数値に与える影響が小さくなった。
エンジン技術の進化
最近のエンジンは、アイドリングストップなしでも燃費が良い設計になっている。
ユーザーの不満が多い
停車時の振動や再始動の遅れが気になる。
バッテリーの負担が増え、交換費用が高くなる。
このような理由から、トヨタやホンダなどのメーカーは、最新のモデルではアイドリングストップ機能の搭載を見送る傾向にあります。
まとめ:燃費を良くするためにできること
信号待ちでエンジンを吹かさない → アイドリングは静かに
発進時にアクセルをガバッと踏まない → ゆっくり加速でエコ運転
渋滞時のアイドリングを見直す → エンジンを切るタイミングを考える
アイドリングストップ機能の有無を理解する → 必ずしもメリットだけとは限らない
これらのポイントを意識するだけで、燃費は確実に改善します。ちょっとした工夫で、ガソリン代の節約にもつながるので、ぜひ試してみてください!
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