初めまして! 整備士の有馬です。
今回は、先日入庫いたしましたRN6のストリームについての整備事例です。
お客様より「エンジンの方から変な臭いがする」ということでご入庫いたしました。
早速点検に入りますとなにやら少し甘い臭いがエンジンルームから・・・
車のエンジンはとても高温になるため、エンジンを冷やすために冷却水というものが循環しております。
真ん中の黒いパーツの中に冷却水が入っていてある程度温まるとこの黒いパーツにも圧力がかかります。
さきほど「甘い臭い」と言いましたがこの冷却水というものが漏れて高温になっている部分に触れて蒸発する際にこのような臭いがでます。(冷却水の状態によってはただ臭いときもあります)
今回は真ん中の黒いパーツ「ラジエーター」という部分から点検を始めました。
故意的に圧力をかけていくと・・・
指を当てている所から勢いよく冷却水が出てきました!(ちなみに画像は修理後のラジエーターになります)
これがラジエーターです。
今回はそこまで酷く冷却水が漏れていなかったのでラジエーターのアッパータンクというところと、アッパーホースとロアホースというゴム部品の交換をし、再度組み付けて点検。
(画像は取り外し後の画像です)
ラジエーターを組み付けて、点検しましたら、故意的にかけた圧力は下がることなくしっかりと保持され、正常な状態に戻りました!
今回はラジエーターだけで作業は完了ですがまた圧力が下がってしまったりするときがたまにあったりします。
この「冷却水」の漏れというのは一度の点検では全ての漏れの箇所が分かるわけではありません。
圧力をかけたときに圧力が抜けやすいところから漏れてしまいますので、今回のようにひとつ修理をしたらもう一度点検。
また漏れが見つかればその箇所を修理してまた点検。
という地道な作業を繰り返していかないといけない可能性のある大変な箇所でもあります。
時間も費用も思った以上にかかる場合もございます。
その都度ご相談させていただいて作業等は致します!
今回のお車はオーナー様がお車の異常に気付くのが早く、尚且つすぐにご入庫いただいたのでお車のダメージも少なく、修理金額も最低限で済みました。
皆様もお車で「気になる事」や「なんか変かな?」ということがあればいつでもご連絡ください!
誠心誠意対応させていただきます!
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